第104回全国高校野球選手権愛知大会の組み合わせ抽選会が6月18日、刈谷市総合文化センターで行われ、5回戦までの対戦カードが決まりました。全国最多と見込まれる186校175チームが夏の甲子園大会への出場を目指し熱戦を繰り広げます。
前回大会までは新型コロナウイルス感染防止のため、さまざまな制限が設けられていましたが、今大会では観客の入場制限が撤廃され、パロマ瑞穂球場及び熱田愛知時計120スタジアムを除く8球場ではブラスバンドによる応援が解禁されることとなりました。
開会式は7月2日、パロマ瑞穂球場で行われ、順調に進めば、決勝は7月30日、岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われます。
それでは決定した5回戦までの組み合わせ表です。
175チームの組み合わせ表は圧巻!!
ですが、自分の母校を探すには見づらいので、各ブロックごとに見てみましょう。(朝日新聞の見どころ解説付きです。)
Aブロック
強豪校が集中し、混戦が予想される。春の県大会8強の西尾東は、シード校と肩を並べる誉と実力校の中部大一の勝者と初戦でぶつかる。西尾東の右腕パウエルは身長187センチから投げ下ろす直球が魅力だ。名門・中京大中京の主軸大江は本塁打に期待がかかる。
Bブロック
今春の県大会優勝の東邦が軸になる。100回大会に出場した強豪愛産大三河は、春に大差で敗れた東邦に雪辱を期す。公立の千種や明和は夏に向けて力をつけている。刈谷北の右腕葭原(よしはら)は140キロ近い直球が持ち味で、実力校の桜丘と好ゲームが期待される。
Cブロック
豊川や愛知黎明のほか、実力が伯仲するチームが集う激戦ブロックだ。豊丘は制球力のある大場が試合を組み立てる。誠信は打線に勢いがあり、岡崎工科もチーム力が充実してきており注目だ。昨夏8強の大同大大同も着実に力をつけており、上位をうかがう。
Dブロック
2008年以来のシード校となった愛知商、2年前の独自大会で準優勝した愛産大工、古豪の愛知など実力校がひしめき合う。強豪の豊橋中央と豊田大谷は初戦の注目カード。この2校と同じゾーンの中部大春日丘や安城学園も上位に食い込む力がある。
Eブロック
昨秋と今春の県大会でともに4強入りした星城を筆頭に、試合巧者で昨秋の県大会で準優勝した至学館や、半田に力がある。県内最多となる5校による連合チームなど、複数の学校で協力し合って夏に挑む部員たちの戦いぶりにも注目したい。
Fブロック
昨夏の王者・愛工大名電が抜きんでる。左腕有馬は140キロ台の速球があり、打線は好打者加藤を軸につながりがある。左右の好投手を擁する横須賀と有力校西春の1回戦は注目。伝統校豊田西は切れのあるスライダーを操る右腕五十嵐の活躍が鍵になりそう。
Gブロック
実力伯仲のチームが多く、混戦模様。県内屈指の練習環境を持つ愛知啓成は東、小島の左右両投手を含む多彩な投手陣で守り勝つ野球を目指す。時習館の右腕安田は落ち着いた投球が持ち味。名古屋や成章、西尾なども地力がある。初出場・修文学院にも注目だ。
Hブロック
昨秋の県王者・享栄に実力校が挑む。享栄の藤本、東松の左腕コンビは速球だけでなく投球術にたけ安定感抜群。課題は打力か。科技学園豊田は技巧派のエース杉本を擁しチーム力がある。夏に勝負強い刈谷、有力校の栄徳、名城大付、大成も勢いに乗れば面白い。
大会展望は、春の大会を制した東邦、夏連覇を目指す愛工大名電、二十七年ぶりの頂点を目指す享栄が優勝争いの軸になりそうだ。この三校とともに「私学四強」の中京大中京は、ノーシードだが三校とは別のブロックに入り、上位進出をうかがう。との中日新聞の予想です。
ちなみに過去10年の決勝戦は次のような結果でした。
2020年大会は中止だったため、過去9大会中6回決勝戦へ進出し、優勝を4回している愛工大名電の強さが際立ちますね。
あなたの母校はどのブロックでしたか?対戦相手は?
一年に一度、母校を思い出し、勝敗を気にするのも夏の楽しみです。
球児のみなさん、暑い中大変ですが、甲子園出場を目指してかんばって下さい!!