ステンレスは、表面に酸化皮膜(保護膜)をまとった錆びにくい金属です。しかし、ステンレス以外の異種金属と長時間接触していると、もらい錆が発生することがあります。
金属製の水切り籠や錆びた包丁、使いかけの食材の口をヘアピンやクリップで留めて置いておくなど、長時間放置していつの間にかそれらに錆が発生。その錆がステンレスのワークトップに移ると言った感じです。
錆取り施工前(ステンレスの流し台に錆が発生しています。)
軽度の場合はホームセンターやネット通販で手に入る、市販のステンレスクリーナーやクリームクレンザーで除去できます。 今回は写真の物を使用しました。
使用方法は製品によりさまざまですので、購入された製品の仕様上の注意をよく読んで錆取りに挑戦してみて下さい。
錆取り一回目
施工前より錆が落ちていますが、まだまだ目立ちます。
錆取り二回目
だいぶ落ちてきましたが・・・。
錆取り三回目
ここまで落ちてくると、もう少しきれいにしたい気持ちが湧いてきます。
錆取り四回目
すっかり錆が落ちきれいになりました。
泡状のスプレーを錆に吹き付けて放置。その後歯ブラシやメラミンスポンジなどでこすりました。放置時間は20分程度、磨きやふき取りにさらに20分程度、水洗いに5分程度の繰り返しです。施工前の写真の状態から4回目の写真の状態になるまで半日弱かかりました。
表面をコーティングしているステンレスを研磨すると、保護膜が落ちるので、メリット、デメリットを考慮し、ご自身の判断で施工をお願いします。
コロナ禍でおうち時間を有効活用したい時など、時間に余裕のあるときに挑戦するのがお勧めです。手間がかかりますのでゆとりのある時に行いましょう。