いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。9月に入っても暑い日が続いておりますが、朝晩は過ごしやすくなってきましたね。風邪など引かないようにご自愛下さい。
さて、今回は鏡のウロコ取りについてブログを書きたいと思います。
新品の時はあんなにキレイだった鏡も、気づかないうちに白っぽくなって霧がかかったような感じになっていませんか。その鏡に付いた白い物を、鏡のウロコって言ったりします。そもそも鏡のウロコってなに?と言う事ですが、ウロコの正体は水垢です。
水垢の主な成分は二つあり、ひとつはカルシウム塩で、もうひとつはケイ酸塩です。
カルシウム塩はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うときれいに落ちます。アルカリ性や中性の洗剤では落としづらいので、ご使用の洗剤の成分を確認してください。また、アルカリ性の洗剤と酸性の洗剤が混ざらないように、お掃除をするときに今日はアルカリ性の洗剤を使う、酸性の洗剤は使わないなど、用途を確認して使うように気を付けて下さい。
カルシウム塩は酸性洗剤で落とせる汚れなので、あまり問題にならないのですが、厄介なのはケイ酸塩です。ケイ酸塩の汚れはアルカリ性でもなく酸性でもない中性の汚れです。鏡の表面を触ってザラザラした手触りを感じる事ができると思います。もとても硬くてガンコにこびりついていて、落しにくいものなのです。
そんなガンコなウロコ汚れには、ウロコ取り専用スポンジがおすすめです。様々なものが市販されていますが、100均でも売っています。私が使ったのはこちらの100均の製品です。
使い方は、このスポンジを水で濡らして鏡をこするだけ。鏡本体にも全体に水をかけておきましょう。力は入れずダイヤモンド面全体を鏡に当て、軽くこするだけです。頑固な汚れですので、力を入れたくなりますが、力を入れてこするのはNG!また、角を立ててこするのもNG!鏡に傷が入る恐れがありますので、あくまで軽く円を描くようにこするだけです。繰り返しこすっていると抵抗がなくなり鏡の上をスポンジがすべるような感覚があります。そのような感覚がしたら、再度シャワーなどを使って洗い流してみて下さい。すると、あんなに白かった鏡が嘘のようにピカピカになっています。
洗い流しても乾いてくると、まだ白い汚れが残っているのに気づくと思います。上記の工程を繰り返し行うと、写真のようにきれいに仕上がります。汚れが頑固であればあるほど時間を要します。一気に行おうと考えず、繰り返し行うことが重要です。また、鏡によっては傷のつきやすい物もあるかと思いますので、鏡の端を洗ってみて問題がないことを確認してから、全体を掃除しましょう。
そして、キレイになったらそれをキープすることが重要です。先程もお話ししたように鏡のウロコの原因は水垢です。お風呂上りなどのタイミングに熱めのお湯で鏡全体を流し、シャンプーの飛び跳ねや石鹸のカスなどを洗い流したら、鏡に付いている水分を拭き取るように心掛けましょう。水切りワイパーなどを用意しておくと良いかと思います。最後は浴室に湿気がこもらないよう、窓を開け、換気扇を回すなど通気をよくして乾燥させることも大事です。
いかがでしたか?今回は浴室や洗面化粧台の鏡のウロコ取りについて書いてみました。掃除はゴシゴシこするだけではなく、なぜ汚れが付くのか、また、その成分は何なのかを考えながら掃除をするとはかどりますし、またきれいな状態をキープする一助となると思います。自分の手間を省くためにもこまめな掃除を心掛けましょう。