カテゴリー:時事・季節関連
1995年1月17日午前5時46分、未曾有の大震災が神戸を襲いました。美しい港町がほぼ壊滅し、災害関連も含め6434人の方が犠牲となりました。ちょうど今年2025年はその震災から30年という節目であり、ニュースで神戸や淡路での追悼式の様子を放送していました。神戸の街は見事に復興を果たしましたが、犠牲になった方やそのご家族の悲しみは癒やされたとは言い難いと思います。それでも神戸ルミナリエに追悼に来られた方のインタビューの中には、「この経験を孫に伝えなければと思って」とか「能登半島の被害者に復興を祈りに来た」など、次世代に繋ぐ使命感や他の地域での災害被害者への想いを寄せる方々の言葉に胸が詰まりました。
阪神淡路大震災、東日本大震災、能登半島地震、ある日突然やってきて容赦無く全てを破壊する大地震に対抗する唯一の手段は「日頃の備え」のみです。
では「日頃の備え」とはどんなことがあるのでしょうか?①防災用品や非常食のストック、②家族での避難や集合場所、連絡手段の確認、③建物や家具の耐震・転倒防止の補強がそれにあたります。
ホームセンターや大型スーパーでは防災リュックなどが販売されていますので、できれば家族分を準備しておきたいです。食料品や飲用水には消費期限がありますので、「ローリングストック」と呼ばれる、消費しながら保存するようにして肝心な時に期限切れで使えないということのないようにしたいものです。調理やお湯を沸かすカセットコンロもあると便利です。これは普段の家族団らんの鍋料理でも活躍しますね。安全確保については、お住まいの地域の防災マップに危険度や避難場所や経路が記載されていますので、家族で共有しておくこと、スマホに保存しておいても良いでしょう。耐震や家具転倒防止については、DIYでは難しい場合もあるので、工事業者にご相談されることをお勧めします。弊社でも工事を承りますので、戸建て・集合住宅を問わずお気軽にご相談ください。
万一、災害被害に遭ってしまった際には、その後の生活を立て直すための費用もかかります。火災保険と合わせて地震保険にも加入しておけば保険金がその助けになるはずです。賃貸にお住まいの方も家財保険には入っていると思いますので、地震特約が付加されているか確認しておいた方が良いです。
平成12年以降の住宅にお住まいの方やこれから新築される方は、建物の耐震等級にも注目してください。耐震等級とは等級1が1倍(建築基準法レベル)、等級2は1.25倍、等級3が1.5倍となっています。「耐震等級は意味がない」という不要論を主張される方もいらっしゃいますが、震度7を2回記録した平成28年の熊本地震では、等級1の建物の被害が軽微・小破・中破で33.6%、大破4%、倒壊2.3%であるのに対して、等級3の建物の被害は軽微・小破12.5%、中破、大破、倒壊は0という結果となっており、大地震の後に発生する大きな余震に対しても有効なことが証明されています。弊社の建物は原則として全棟長期優良住宅で耐震等級3を取得しております。
国土交通省「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会報告書」参照
唐突に発生する大地震の最中に私たちができることはほとんどありません。これから新築住宅を建築される方は「日頃の備え」の一つとして耐震等級もご検討くださればと思います。
こんにちは。本日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。朝晩冷え込むようになり、寒さが身に染みる季節となりました。今年の夏は長く、秋を感じる間もなく冬突入といった感じですね。豊田市には足助地区に香嵐渓という全国的に見ても有名な紅葉スポットがあります。例年ですと、11/23の勤労感謝の日前後が見頃ですが、今年はもみじの色付きも少し遅いようです。朝晩の冷え込みが強くなってきましたので、もう間もなく紅葉のピークを迎えると思います。個人的にはライトアップが終了した12月初めが混雑も少なく、ゆっくりと散策できるので、おすすめです。花より団子と言う方はライトアップが終わる前、出店が賑やかな内にお出かけください。
さて、先日メジャーリーグのリーグMVPが発表され、ナショナル・リーグMVPには、満票でロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が選ばれました。レギュラーシーズンで打率310、54本塁打、130打点、59盗塁といずれも自己最高の成績で、本塁打と打点の二冠に輝きました。リーグMVPに輝くのはロサンゼルス・エンゼルス(アメリカン・リーグ)所属時の2021、2023年以来3度目。また指名打者(DH)専任の選手としてはメジャーリーグ史上初となりました。
アメリカン・リーグMVPには、こちらも満票でヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が選ばれました。ジャッジ選手はレギュラーシーズンで打率.322、58本塁打144打点。本塁打と打点の2冠で、ヤンキースのリーグ優勝に大きく貢献しました。
両チームは、ポストシーズンを勝ち抜き、両リーグのMVPがワールドシリーズで対戦。4勝2敗でドジャースが勝利。大谷選手の長年の夢でもあった、ワールドチャンピオンに輝きました。ポストシーズン中には大谷選手のケガを押しての出場やヤンキースの守備の負の連鎖、逆転満塁ホームランや観客の退場騒ぎ等、様々な筋書きのないドラマを見る事が出来ました。
2025年度には、大谷選手は肘のリハビリを終えピッチャーに復帰予定。山本選手と2枚看板での活躍が期待されています。もちろんDHでの出場も楽しみではありますが、今年よりは打席に立つ回数が減るのであろう来シーズンに、何本のホームランを打つことが出来るのか?盗塁は来シーズンもするのか?サイヤング賞は取れるのか?等々今から来シーズンが楽しみです。まずはゆっくり休み、来シーズンへ向けて英気を養って欲しいです。長い長いシーズンお疲れ様でした。そして、日々の楽しみをありがとうございました。来年の3月下旬まで、しばらくの間、大谷ロスになりそうです。
本日も最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
やや唐突な感もあった衆議院選挙も終わり、臨時国会では石破総理が再任しました。少数与党による政権運営はなかなか大変だと思いますが、未来の日本のために野党とも協力してより良い国にしていただきたいです。
それはさておき、選挙の後はいよいよFIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024が開催されます。
日程は11月21日から24日までとなっており、初日には航空自衛隊のブルーインパルスによる展示飛行も予定されています。
現在豊田市では国内外から多くの観戦者を迎えるため準備の真最中です。
ところでラリーの概要はご存知でしょうか?
スペシャルステージ(SS)と呼ばれる競技区間を1台ずつタイムアタックし、その合計タイムで順位を競うのですが、競技会場となる場所はほとんどが一般道路であり、各SSを結ぶ移動区間(リエゾン)も一般道を一般車と同様に交通法規を守って通行します。競技車両も一般車をベースに改造したものですので、なんか自分の乗っている車(でも中身は怪物)がいつも通っている道をぶっ飛ばしてる(だけどドライバーは超人)みたいな爽快感(普通に勘違いです)があります。メイン会場となるトヨタスタジアムでのSSのほか、岡崎、設楽、稲武、恵那(岐阜)などの山間路でのSSも迫力満点の走りも楽しみですが、リエゾンを模範的な運転で通行する車両を目撃できるのもラリーならではの楽しみです。
楽しみといえば、ラリー以外にも様々なイベントが開催されます。まず11月20日17:00〜「前夜祭」出場選手のサイン会やラリーカーの展示があります。
そしてスタートとなる21日は11:15頃から航空自衛隊ブルーインパルスパイロットによるトークショーとサイン会、14:00〜展示飛行(航空ショー)で一気に盛り上げ、17:00頃のオープニングセレモニー後に本番スタートとなります。競技の方は各SSを経て24日16:30頃セレモニアルフィニッシュとなりますが、この間メイン会場ではライブや豪華芸人さんたちのお笑い、トークショーのほか、コースウォークイベントやラリーカー同乗体験、世界のグルメ、そのほかにも親子で楽しめるイベントがたくさん開催されます。SS近くやリエゾン付近の道の駅などでは応援イベントやパブリックビューもあり、ラリーを通じて豊田市や周辺地域の魅力を再発見できる期間となります。
天気に恵まれれば美しい紅葉も楽しめる絶好の季節です。ぜひ今週は豊田市へお越しください。
9月に入りました。そろそろ夏も終わりです。夏休みが明け、通学の子どもの声が戻ってきました。
今年の夏を振り返ってみると、梅雨明けと同時にお盆くらいまでは猛烈な暑さとなり、特に8月初めは35度以上の猛暑で体温を超える日もありました。また、豊田市では雨も少なく、夜になっても気温が下がらない熱帯夜が続き、エアコンなしではいられませんでした。一方で山形県や秋田県など従来とは違う地域で梅雨前線の影響での大雨災害が発生しました。そして今回の台風10号です。その前の台風7号が関東から東北の太平洋側を北上するコースだったのですが、この台風は8月23日頃南太平洋で発生してから迷走して28日頃に九州の南に到来しました。今までの台風だとそのまま朝鮮半島方面に北上することが多かったですが、なんと四国方面に進路を変えてその後は関西・東海方面まで東進するブーメランみたいな進路となりました。
しかもそのスピードはジョギング程度という遅さで、台風から離れた地域でも記録的な大雨となりました。結局紀伊半島沖から東海地方へ北上する途中で熱帯低気圧に変わりましたが、河川の氾濫や道路冠水など都市機能の麻痺や、浸水や土砂災害による被害が広範囲で発生しました。被害に遭われた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。そのほかイベントの中止、鉄道や航空機などの交通網も運休となってしまい、夏休み最後の1週間が台無しとなってしまった方も多いと思います。
異常気象という言葉が一般的になって久しいですが、毎年のように発生する猛暑や大雨はもはや通常と言っても差し支えないかもしれません。となれば私たちは普段からこれに備えておく必要があります。非常用持出し袋、飲用水、非常食はもちろんですが、家の対策も大切です。暴風雨対策としては風で飛ばされるものがないよう収納や固定して被害を最小限に抑えましょう。カーポートのポリカの屋根などが劣化している場合は早めに取り替えておきましょう。マンションでは特に高層階は遮るものが少なく、飛来物でガラスを破損することがありますので養生テープや段ボールなどで保護しておくと良いです。またカーテンを閉めておくことで万一ガラスが割れた場合も飛び散る範囲が狭くなります。これから家を建てる方であれば、お住まいになる地域の危険度を把握することから対策が始まります。浸水想定区域、土砂災害警戒区域、河川氾濫、津波など行政機関の指定区域を確認し、地域の特性や危険度を理解した上で、これに見合った対策を設計に盛り込んで建築することが大切です。引越し先での避難場所や避難経路を確認していざという時に命を守ることを最優先としてください。地震もそうですが、台風や大雨など自然の力に我々は抗えません。被害を最小限に抑え命を守るための準備だけはしっかりしておきたいものです。