カテゴリー:建物関連
【GXへの協力表明】
株式会社丸太不動産は、GX推進戦略において掲げられている以下IからIVの「国による投資促進策の基本原則」を理解し、脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(脱炭素志向型住宅の導入支援事業)における事業者の登録に伴い、以下の(ア)から(エ)の必須事項並びに(オ)及び(カ)の任意事項のうち、チェックした項目について表明する。
Ⅰ.資金調達手法を含め、企業が経営革新にコミットすることを大前提として、技術の革新性や事業の性質等により、民間企業のみでは投資判断が真に困難な事業を対象とすること
Ⅱ.産業競争力強化・経済成長及び排出削減のいずれの実現にも貢献するものであり、その市場規模・削減規模の大きさや、GX達成に不可欠な国内供給の必要性等を総合的に勘案して優先順位を付け、当該優先順位の高いものから支援すること
Ⅲ.企業投資・需要側の行動を変えていく仕組みにつながる規制・制度面の措置と一体的に講ずること
Ⅳ.国内の人的・物的投資拡大につながるもの(資源循環や、内需のみの市場など、国内経済での価値の循環を促す投資も含む。)を対象とし、海外に閉じる設備投資など国内排出削減に効かない事業や、クレジットなど目標達成にしか効果が無い事業は、支援対象外とすること
以下の取組を実施します。
- (ア)総合
- ・設備更新時の省エネ設備の選択による省CO2化
- ・再エネの導入(グリーン電力の購入含む)による省CO2化
- (イ)省エネ住宅の普及
- ・2030年に向けて、ZEH基準の水準の省エネ性能を満たす住宅の供給割合を増加させます。
- (ウ)温室効果ガス排出削減に資する製品等におけるコスト競争力の向上や国内企業の海外進出等
- ・省エネ性能の高い製品等の積極的な採用
- (エ)働き方改革の推進等
- ・働き方改革の推進等、必要な人材の確保に向けた取組を進めることを表明します。
4月に入り令和7年度がスタートしました。入社式、入学式など新生活が始まりますね。新しい世界に踏み出す時は少し不安もありますが期待の方が大きい「ワクワクドキドキ」な気持ちでしょうか。
就職や進学など生活環境が変わるこの時期だからこそ、住まいについて考えるちょうどよい機会です。最近はお米などの食料品や電気ガス料金、上下水道料金などが値上げされ生活費の負担が増えています。またここ数年建築費も高騰していますので、新築やリフォームの計画を立てるとき思った以上に費用がかかると感じるかもしれません。ただ建築については、単に値上がりしたというよりも性能向上工事を付加したことも影響しています。今回は令和7年度に新築やリフォームを行う方にとってお得な補助金についてご案内します。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ住宅」(GX志向型住宅)の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」(長期優良住宅・ZEH水準住宅)の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業です。
新築住宅の支援額は以下のとおり
・GX志向型住宅・・・160万円
・長期優良住宅・・・80万円(建替はプラス20万円)子育て世帯
・ZEH水準住宅・・・40万円(建替はプラス20万円)子育て世帯
既存住宅の省エネ改修
◾️必須工事
①開口部断熱改修工事
②躯体の断熱改修工事
③エコ住宅設備の設置工事
◾️任意工事
④子育て対応改修工事
⑤防災性向上改修工事
⑥バリアフリー改修工事
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置工事
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
必須工事から2つ以上と任意工事の組み合わせにより補助金合計額が5万円以上で対象となります。補助金額の上限は全ての必須工事を行う場合は60万円、2つの場合は40万円となります。
既存住宅の省エネ化を図りエネルギー費用の負担軽減及び住まいの快適性の向上と2030年度の家庭部門のCO2排出量の66%低減などを目的とする事業です。1戸あたり上限200万円まで補助金が受けられます。
補助金額の内訳は改修する場所や大きさ・性能により以下のとおりです。
①窓のガラス交換5,000円〜55,000円
②内窓設置12,000円〜106,000円
③外窓交換(カバー工法)58,000円〜220,000円
④外窓交換(はつり工法)46,000円〜183,000円
⑤ドア交換(カバー工法)58,000円〜220,000円
⑥ドア交換(はつり工法)46,000円〜183,000円
家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入支援を行い、その普及拡大により、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に寄与することを目的とする事業です。支援額は以下のとおり。
・エコキュート・・・60,000円、性能加算A40,000円・B60,000円、AB両方70,000円
・ハイブリット給湯器・・・80,000円、性能加算A・Bどちらも50,000円、AB両方70,000円
・エネファーム・・・160,000円、性能加算40,000円
上記のリフォーム補助金は併用が可能です。上手に組み合わせればかなりお得にご自宅の性能アップが図れます。
以上は国の補助金ですが、豊田市でも「豊田市エコファミリー支援補助金」という制度があります。住宅や自動車の購入などに対する補助制度ですが、住宅では以下の補助が受けられます。
・スマートハウス(太陽光・HEMS・蓄電池またはV2H)・・・定額21万円
・スマートゼロハウス(ZEH基準のスマートハウス)・・・定額26万円
・燃料電池・・・設置費用の5%(上限額5万円)
・蓄電池or V2H・・・蓄電容量7.5kWh未満は蓄電容量1kWhあたり1万円(上限額15万円)、蓄電容量7.5kWh以上は定額15万円
要件としては国のZEH補助金を受けているものや住宅版BELS評価書にて同等の評価を受けているものとなります。
この新築やリフォームの補助金の目的は、ZEH基準を上回る省エネ性能の住宅建築の導入促進や既存住宅の省エネ改修を支援することで、2050年カーボンニュートラルの目標を達成することと、物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯または夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)の生活安定化を支援することによる少子化対策の一面もあると思います。もし住宅の新築やリフォームをご計画されるのであれば、支援制度についてぜひご検討ください。
なお補助金の適用については条件があります。また、予算が上限に達した場合は受けられません。ご注意ください。
弊社では現在豊田市花本町にてGX志向型住宅を建築中です。お気軽にご相談ください。
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4月になり春らしく明るい感じがしています。気象変動の影響もあるのか、すでに25度を超える日もありました。日照時間や光の強さも増し、太陽光発電パネルを設置している方は恩恵を受ける季節到来です。新築住宅では国の補助金や住宅ローン控除でも長期優良住宅の高断熱性能が必須となっていますが、せっかくなら太陽光発電による創エネでZEHとするのはどうでしょうか?省エネ設備や高断熱化でエネルギーロスが減るとより大きな効果が見込まれるのですが、太陽光発電導入に対しては、設置コストと効果のバランスが心配、という声もお聞きします。
今回は私ごとで恐縮ですが、自宅の太陽光発電が設置後10年経過しましたので、この機にエネルギー収支を検討したいと思います。
まず自宅の太陽光パネルですが、発電能力は7.1kWとなっています。建物は古いので現在の基準で言うと断熱等級は3程度、正直冬は寒く、暖房にはエアコンとこたつ(これは結構電気を使う)を使っています。太陽光パネル設置と同時にオール電化としましたので電気使用量は設置前よりも増えています。また10年間で家族構成が変わりましたので、総使用量は徐々に減っています。
表でわかる通り、メーカーの予測発電量に対して実績は13%程度プラスとなりました。また、売電量が発電量の79.5%と大半を占めています。これは日中の自己使用量が少ないためです。一方買電量は夜間を中心に売電量の95%くらいでした。そして我が家の10年間の総使用量は83,706.7kWhで年平均8,370kWhです。総発電量が87,785.7kWh(8,778.6kWh/年)なので消費・発電比ではプラスとなりました。肝心の金銭収支ですが、導入費用に対し、10年間の売電量実収入額と自己使用量の電気料金換算額の合計で104.6%とわずかながらプラスとなりました。ただしこれは設置費用や売電単価、ライフスタイルによって変わりますので、実績の一例として参考としていただければと思います。なお、毎月の電気代ですが、我が家では、上記で指摘したように日中の自己使用量が少ない分、夜間の購入量の比率が高く電気料金の支払いも増える傾向がありますが、導入前の電気・ガス併用時代の光熱費合計よりも下がりました。これは発電の一部を自己消費(使用)していることと、比較的単価の安い深夜時間帯の電気購入量が多いためだと思われます。季節変動としては、発電量が減り暖房費が増える冬が高額となります。
現在は、不安定な世界情勢やドル高円安の為替相場の影響から燃料費が高騰しており、電気料金単価も高くなっています。例えばこの10年でも平均単価(総支払電気料金(燃料費調整金、再エネ賦課金等および消費税含む)を買電量(kWh)で単純に割った単価。実際の契約単価ではありません。)が最安時16.7円/kWh(2017年1月)から最高時39.3円/kWh(2022年12月)と2倍以上変動しています。そのような状況では自己消費率を上げ、購入電気量を下げた方が売電よりもプラスになりやすく、電気料金の高い時ほど太陽光発電の経済的な効果が発生します。蓄電池はまだ少し高額なのですが、自動車買い替えのタイミングであればPHV(プラグインハイブリット)車やEV(電気)車にして日中充電して夜間は使用(V2H)すると、ガソリン消費量と買電量が減るのでかなりの経済効果が期待できるのではないでしょうか?
さらに弊社が推進し建築している長期優良住宅やZEHであれば、光熱費削減だけでなく、快適性(寒暖差の減少)や健康面(結露防止によるカビ・ダニの抑制、ヒートショック防止)、建物の耐久性(メンテナンスコストの低減)、住宅ローン控除や場合により補助金など総合的なメリットがありますのでご検討いただければ幸いです。
確かに太陽光発電設備は設置費用が必要となりますので導入に際しては迷うところだと思いますが、設置してしまえば少なくとも天気の良い日中はほとんどのエネルギーを自分で賄えますし、余剰電力の有効利用も可能となります。後からでも設置できますが、屋根上の工事なので足場代なども考えれば新築時に設置することが結局一番安上がりです。
現在弊社では豊田市花本町で建築条件付き土地を分譲しています。間取りや外観などご希望に合わせご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。
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