カテゴリー:建物関連
弊社では不動産の仲介や売買、賃貸のほか建築工事も承っております。今回はご実家を相続されたお客様が思い出の我が家を解体するのは忍びないということでご相談をいただきました。
もともと平屋だったものをご家族の成長に合わせ2階建に増築されていましたので、思い切って必要な部屋数に減築して使い勝手良くリフォームすることとしました。
とは言っても、現実にある建物を一部解体して改めて造り直すとなると、出来上がりがどうなるのか、たとえ図面があってもそれを前に口頭で説明するのはなかなか難しいものです。一方でお客様にとってもご自分の思いを言葉だけで伝えるのは大変です。お客様のご希望をしっかり把握してご提案しないと、お客様と私たちとのイメージが違ってしまい、ご依頼にお応えすることができません。そこで今回はあらかじめパースを作成してご提案し、それを元に打ち合わせてご確認いただきました。作成したパースと出来上がった写真を比較してみましたのでご覧いただきたいと思います。
1.まずは外観 上が提案したパースで下が実際の写真です
2.次に玄関
3.ホール
4.リビング
5.キッチン
6.洋室
いかがでしょうか?今回の施工については施工事例のページにも掲載しましたのでご覧いただければ幸いです。
建物の改装工事は現状がどう変わるのかイメージし難いものです。特に間取りが変わる場合は事前に完成イメージが掴めると打ち合わせもスムーズに進められますし、お客様も大切なご自宅がこんなふうになるのかと安心していただけると思います。もしご自宅のリフォームをご検討されていらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。今なら国交省、経済産業省、環境省の3省連帯で「住宅省エネ2023キャンペーン補助事業」制度により補助を受けられる場合がありますのでリフォームに合わせて省エネ化工事もご検討されてはいかがでしょうか?
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。夏の暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?新型コロナの感染数も高止まりが続いている昨今、今回のお盆休みは行動規制の無い3年ぶりの連休ですが、外出を控えようとお考えの方も多いかと思います。そこで、普段なかなか手を付けづらい、お風呂のカビ取りを思いきってしてみませんか?
最近はネット販売やホームセンターなどでも多くのカビ取り剤が販売されていますが、どれを選んだら良いか判らない方も多いかと思います。そこで、今回私のおすすめ商品を一つ紹介させて頂きます。
早速紹介させていただきますと、ずばりこれ
ホームセンターで購入できます。目地用として販売されている、チューブに入ったジェル状の粘着力のある漂白剤です。チューブの先端はとがっていて、洗剤が目地や細かい場所にピンポイントで狙えるのがメリット。しかし広範囲なカビには塗るのが大変なので、目地など、ピンポイント用としておすすめです。目地用には無色と着色されたタイプがありますが、できれば着色をされたものを選びましょう。無色のものを使用したとき、どこに塗ったかわからなくなる可能性があります。また液が垂れにくいジェル状タイプを選ぶと、より長くカビに留まってくれますので、容器に「ジェル」と記載してあるものがおすすめです。また、ジェル状のものの多くはスプレータイプの物より塩素濃度が高くカビが落ちやすいです。
使用時はスプレータイプの漂白剤と同様に、ビニール手袋などで肌をしっかりカバーします。また、服などに付くと色落ちしてしまうので気を付けて下さい。目地用はスプレータイプとは違って、飛び散る心配はなく、ツンとしたニオイも強くないので使いやすいと思います。
写真のような、浴室のゴムパッキンやシール材(コーキング等)に生えた頑固なカビの場合、カビ取り剤を塗布して長めに放置することが重要です。繰り返し何度も行うのも良いですが、面倒なので、放置時間を長めに取り、空き時間で他の掃除をしたりします。
今回は丸一日放置しました。放置時間が過ぎたら後は洗い流すだけです。ジェル状のカビ取り剤が落ちにくくなっていますので。ブラシなどを使ってこすり洗いしましょう。1度のカビ取りで大半取れるはずですが、もし残ったら、再度カビ取りをすればほぼきれいになります。
カビ取り剤は強力な塩素系漂白剤と同じなので、ものによっては変色の恐れがあります。目立たないところで試してから使用してください。一番良いのは普段からこまめなお掃除をすることがカビの発生を防ぐには一番良い事です。お風呂から上がる前に石鹸カスや油脂汚れをシャワーでサッと洗い流すだけでも効果があります。あとは換気扇を回してよく乾燥させることです。せっかくキレイにしてもすぐにカビが生えてしまってはがっかりですよね。気持ちよくお風呂の時間を楽しめるよう、普段から少しの手間を惜しまないことが大事です。
本日はカビ取り剤をご紹介させていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こんにちは。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
梅雨明け宣言と共に暑い日が続いたと思えば、台風の影響か雨の日があったり、ゲリラ豪雨のような雨が降ったりと、最近の天候は異常気象と言っても過言で無いと感じます。このような時期によく問い合わせが多くなるのが、雨樋に関する事です。今回は雨樋の不具合ついて書きたいと思います。
雨の日は傘をさしていて、足元は気にするものの、上はあまり気にしない。晴れているなら尚更雨樋を気にする人は少ないと思います。屋根に降った雨は軒樋に流れ込み、集水器に集められ、竪樋を通って排水される流れとなりますが、樋が詰まっていたり、勾配が悪かったりすると、集水器とは違うところから雨水が漏れ出すこととなり、その雨水が落ちる音で初めて不具合に気付く方がほとんどです。
では、何が原因で雨樋の勾配が悪くなったり、詰まったり、また外れてしまったりするのでしょうか??
上記の写真は軒樋の勾配が悪く、樋中央に水が溜まっています。中央部に荷重がかかり、軒樋を押して、金具が曲がったものと考えられます。この場合考えられるのが、積雪による破損です。普段あまり雪が降らない地域では屋根に雪止め金具がついていない場合が多いです。そうすると、積もった雪が滑り落ちる際、ダイレクトに軒樋に荷重を掛けます。屋根の勾配が急な場合は軒樋を通り越して一気に下に落ちますが(これはこれで危ないのですが)、屋根の勾配がゆるい場合、長い時間をかけてゆっくりゆっくり溶けながら滑り落ちるため、軒樋に負荷をかけます。また、北側の屋根の場合、雪も解けにくく、塊となって滑り落ちていくため余計に軒樋に負荷をかける事となります。
上記の写真は軒樋の詰まりです。
上記の写真のように、雨と共に降り積もった土埃などが軒樋に溜まりこれが少しずつ、集水器に集められます。竪樋を通って完全に排水されれば問題無いのですが、
写真のように、雀口(すずめぐち)から落ちた漆喰や、鳥が集水器に巣を作ろうとして藁を運んでいたなんて事があると、水の流れを止め、詰まりの原因となります。
上記の写真は竪樋が外れている様子です。竪樋が外れる場合、主に2ヶ所考えられます。一つ目は集水器とエルボの接続部分。二つ目は竪樋のジョイント部分。そして起因は台風などの強風と振動です。
集水器とエルボは集水器側のジョイント部が回る構造になっており(回るようになっていない物もありますが…)、掃除などが出来るようになっています。風や道路を走る車による振動、地震などの影響で集水器側のジョイント部が回転し、運悪く接続口まで回ってしまうと、外れてしまいます。
また、竪樋のジョイント部が外れる場合の多くはジョイント部で折れています。こちらの起因は強風がほとんどですが、原因は経年劣化による部材の強度が落ちたためです。ジョイント部は専用の部材を使って長さを伸ばすので、その部材分強度が高くなります。よって、その強度の違いにより負荷がかかりやすく、折れやすい箇所となってしまいます。しかし、折れるくらい経年劣化しているということは、取り付けてからすでに20~30年経っていると考えられます。取替え時と言えます。
樋の不具合と言えば漏水がほとんどで、その原因は詰まりと、破損です。起因が雪や台風などの強風による自然災害の場合、火災保険が使える場合もありますので、ご自身の火災保険の特約事項などをこの際チェックしてみるのも良いかと思います。
また、軒樋の清掃を定期的に行うと、樋が詰まる事がなくなり、漏水の心配もないかと思います。ただ、無理はせず安全を第一に考えて作業をしてください。
いかがでしたでしょうか。今回は梅雨時期から夏の夕立時期に多い樋の不具合について書きました。これを機に晴れた日に外れている箇所は無いか確認していただき、雨の日に漏水している箇所は無いかのチェックをしてみて下さい。次の機会には取替え方法について書きたいと思います。本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こんにちは。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は波板の貼り替え方について書きたいと思います。
波板の貼ってある所と言えば、カーポートや駐輪場、物干しテラスや物置の屋根などなど、様々な所に使われています。お値打ち価格で雨が防げるので昔から人気です。しかし、ひと昔前の波板はアクリル製の物が多く、日光にさらされ生(しょう)が抜け脆くなっている物を多く見ます。台風などの風が強い時は波板が煽られて割れ、車に傷が付いたなんて事にもなりかねません。ご自宅に波板が貼ってある所があれば一度点検をすることをお勧めします。
さて、一言で波板と言っても様々な種類があります。
塩ビ波板、ガラスネット波板、ポリカ波板、ヒートカットポリカ波板、ポリカエンボス波板、トタン波板、ガルバ波板などが一般的です。
選ぶ基準は、まず透明が良いのか、透明でない方が良いのか。次に素材で、少し値段はするけど丈夫なものが良いのか、それともお値打ちな素材が良いのか。また、熱くならない物が良いのか、補強が入っている物が良いのか。
使う場所や用途により使い分けをするのですが、カーポートやテラス屋根での貼り替えを前提にお話しすると、ポリカ波板がお勧めです。塩ビ波板よりは少し値は張りますが、丈夫で長持ちします。クリアや半透明の物から色付きの物まで種類も多いので選択肢が増えます。粘りがあり割れにくく、加工もしやすいのでDIY向きとも言えます。
次に固定するためのフックや釘、ビスなどがありますが、こちらも多くの種類がありますが、要は波板を何に固定するのかで大方決まってきます。
これもカーポートやテラス屋根を前提に話をさせていただくと、ワンタッチフックが多いと思いますが、塩ビ製の物とポリカ製の物があります。塩ビ製の物は経年劣化すると、脆くなり折れやすいので、ポリカ製の物をお勧めします。またさらに丈夫なステンレス製の物もあります。
新しく下地を組んで波板を貼る場合は、ネジ式の物が外れにくく丈夫なのでお勧めです。こちらも下地が木製かアルミなどの金属製かで使用するビスを変えます。
次に貼り替えの時に必要な道具ですが、一番重要なのは脚立です。あまり小さい物だと、そもそも届きませんし、台の上に短い脚立を立てるなんてことは非常に危険ですのでやめて下さい。また、高すぎる脚立も作業効率が落ちるのでお勧めできません。波板を貼り替える面に対し、脚立の上から2段目に足を置いて腰から上が波板より上にくる位の高さがベストです。ご自宅の屋根の高さと、ご自身の身長を考慮し選んで下さい。
あと必要な道具としては、波板をカットするための道具、波板に固定用の穴を開ける道具、フックがネジ式場合はドライバーなどです。
波板をカットする道具は、波板切バサミなどもありますが、ポリカであれば少し大きめのハサミやカッターナイフでも切断可能です。
波板に穴を開ける道具ですが、インパクトドライバーにドリルの刃を付けて使用するのがお勧めですが、錐(キリ)でも簡単に穴を開けることが出来ます。ドリルの刃を使う場合は、取り付けフックの径よりも少し大きめの物を使用して下さい。遊び(ゆとり)が無いと後々波板のひずみや割れの原因になります。波板は熱により膨張や収縮がおきるからです。
さて、波板、取り付けフック、各道具が揃ったら後は貼り替えですが、ここで注意が必要です。買って来た材料に多少の余分はありますか。波板は2山半以上重ねて貼らなければなりません。また、長辺方向を重ねる場合は最低120mm(18cm)~200mm(20cm)程度重ねる必要があります。また、取り付けフックは小袋でも売っていますが、小袋一つでは足らない事がほとんどです。必要個数を数えて買ってきましたか。フックは基本6山毎(フックとフックの間に5山)に固定します。また長辺方向の重ね部分は3山毎に固定します。貼り替えの場合は必要な波板の枚数とフックの数を現状のものを壊す前に数えてからホームセンターなどへ出かけるかネット販売などで購入しましょう。
ここまで来たらいよいよ貼り替えです。まずは現状の屋根を観察し、どちらから貼りはじめ、最後に貼ったのはどれかを見極めましょう。解体はその逆です。最後に貼ったと思われる波板から順番に取り外していきましょう。
取り外しが終わったら、フレームの掃除をしておきましょう。特に雨水が流れる水下のフレームはゴミなどが溜まっていることがあります。なかなか掃除のしにくい部分なので、これを機に掃除をして水はけを良くしておきましょう。
ここまで出来ればあとは新しい波板の長さの調整(長さのカット)と、重ね代を考慮しながら巾の調整(重ね山の数を決定)をします。あまりに重ね幅が広い場合は幅を落とす必要があります。
調整が終わったら波板を貼り始めます。ここでフックの取り付け位置の寸法を測って、波板に穴開けをしても良いのですが、大概ズレます。なので、仮置きして下地の位置を見ながら穴を開けた方が失敗しないですみます。
穴が開いたらフックを通し、下地に固定の繰り返しです。最後の一枚まで来たらフレームとの歪みを見ながら最終の調整をして固定し完成となります。
いかがでしたでしょうか。材料や留め金具の種類が多く難しそうに感じるかもしれませんが、一つずつ仕様を確認していくと選択肢は限られてきて必然と材料が決まってきます。脚立は必需品となりますが、それ以外の道具は代用可能なものばかりで、作業効率を上げるための電動ドリルや電動のこぎりなどは無くても作業は出来ます。脚立に上がっての作業となる為、安全を第一に考えチャレンジしてみて下さい。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。