カテゴリー:建物関連
日々の生活で頻繁に開け閉めするドアのハンドルは、振動などによりネジがゆるみ、ガタついてくることがあります。そんな時ネジを締め直そうとドライバーを手にドアの前で啞然…。ネジが無い!!そんなはずは…。ビスが見えているタイプであれば、あれやこれやとネジを外し、内部の固定ネジを締めれば、『ハイOK!!後は逆に戻せば完了。』 となるところですが…。
今回は握り玉タイプのハンドルにありがちなビスの無いタイプのドアノブの一つ【円筒錠】の外し方を紹介します。
まず初めに、じっくり観察してみましょう。
内側の握り玉の付け根部分に小さな穴があります。
この穴にキリなど、穴に入るものを差し込みます。今回は針金を使いましたが、千枚通しなど硬くて細い物がお勧めです。
軽く押しながら探るようにしますと、バネのような手応えがあるところがあります。そこを押しながら握り玉を引き抜きます。
そして、丸座の側面の切り欠き部分にマイナスドライバーを差し込み、手前に持ち上げますと丸座が外れます。丸座を取りますと、丸座裏金がでてきます。
押す前
押している状態
写真では分かりにくいかもしれませんが、バネになっていて押し返される感じがします。押し返される感じが無いときは、座金が回ってしまっている可能性が高いので、座金を回しながら押し返されるところを探りましょう。
ここまで来れば後は取付けネジを締めて完了です。
尚、レバーを新しいものに替える時は、取付けネジを外しますと丸座裏金と外側の握り玉が外れます。ラッチ(ドアの側面に付いているドアを回すと引っ込む所)を止めているネジを取り外し、ラッチを引き抜きます。この手順の逆を新しいもので行えば取付け完了なのですが、先に新しいものを買ってこないように気を付けて下さい!ハンドルにはサイズが様々ありますので、注意が必要です。取替え時のサイズの注意事項については、またの機会にブログに書きたいと思います。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
桜も見頃となり、春眠暁を覚えずと申しますが、毎日心地よい眠りを誘われている今日この頃です。春は、就職や入学など新しい環境になる方が多いと思います。また、年度替わりということで「リセット」して新鮮な気持ちで頑張ろうと思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、弊社管理物件の賃貸アパートや賃貸マンションに併設しています駐車場について、「リセット」することにしました。
「リセット」する所は、駐車場の区画スペースの白線と番号を引き直す工事になります。白線が見えなくなってくると、駐車する時に隣の車との接触などがある可能性があります。
お店や道路の白線は、車が通行や駐車している状況では工事が難しいことから、店休日や夜間の交通量が少ない時間帯を利用して作業することが多いので、いつの間にか引き直しされていて、なかなか工事作業を見ることが出来ないと思います。
そこで今回は少し工事の作業工程を紹介しようと思います。
今回工事の主な材料(専門の業者が用意しています)
・カチオンシーラー(白線を接着するための材料)
・白い粉末の材料を200度に加熱溶解したもの
・駐車場の番号入れの為の型枠
・マスキングのための養生テープ
工程
小坂丸太マンション駐車場にて
まず、設計をして墨出しを行います。
同時に、シーラー処理を行います。
工事用のトラックには、材料を加熱する為の専用のボイラーが積載されています。そこから小型のボイラー付きの機械へ注入して使います。
工事前は、ほとんど白線がありませんでした。
人力で白線を引きます。
完成しました。
設計から完成まで30分位で終わりました。
マンションの入居者様へ一時的な移動をお願いいたしましたので、無事に工事を行うことが出来ました。
駐車場に番号がある時は、型枠を使います。
アパートやマンションも築年数が古くなると外装も経年劣化が目立つ様になります。定期的にメンテナンスをして入居者様や近隣の方へご迷惑にならないように管理体制を整えて行く予定です。
ステンレスは、表面に酸化皮膜(保護膜)をまとった錆びにくい金属です。しかし、ステンレス以外の異種金属と長時間接触していると、もらい錆が発生することがあります。
金属製の水切り籠や錆びた包丁、使いかけの食材の口をヘアピンやクリップで留めて置いておくなど、長時間放置していつの間にかそれらに錆が発生。その錆がステンレスのワークトップに移ると言った感じです。
錆取り施工前(ステンレスの流し台に錆が発生しています。)
軽度の場合はホームセンターやネット通販で手に入る、市販のステンレスクリーナーやクリームクレンザーで除去できます。 今回は写真の物を使用しました。
使用方法は製品によりさまざまですので、購入された製品の仕様上の注意をよく読んで錆取りに挑戦してみて下さい。
錆取り一回目
施工前より錆が落ちていますが、まだまだ目立ちます。
錆取り二回目
だいぶ落ちてきましたが・・・。
錆取り三回目
ここまで落ちてくると、もう少しきれいにしたい気持ちが湧いてきます。
錆取り四回目
すっかり錆が落ちきれいになりました。
泡状のスプレーを錆に吹き付けて放置。その後歯ブラシやメラミンスポンジなどでこすりました。放置時間は20分程度、磨きやふき取りにさらに20分程度、水洗いに5分程度の繰り返しです。施工前の写真の状態から4回目の写真の状態になるまで半日弱かかりました。
表面をコーティングしているステンレスを研磨すると、保護膜が落ちるので、メリット、デメリットを考慮し、ご自身の判断で施工をお願いします。
コロナ禍でおうち時間を有効活用したい時など、時間に余裕のあるときに挑戦するのがお勧めです。手間がかかりますのでゆとりのある時に行いましょう。